
カメオ作家
Gennaro Marrazzo(ジェンナーロ・マラッツォ)
1956 年、トッレ・デル・グレコ生まれ。叔父であるチッチョ・マラッツォのもとで幼い頃からカメオ製作修行を始めます。小型のカメオ製作に定評のあったマエストロ、故チッチョ氏の作風を引き継ぎつつ、従兄弟と共に工房を盛り上げ続けるジェンナーロ氏。長年の試行錯誤の末、伝統と技術を守りつつも独自の作品スタイルも確立、小さいな貝に精巧に彫られる横顔は優美で繊細です。精力的なカメオ製作活動の合間を取っての唯一の楽しみは、自宅から100mほど、トッレ・デル・グレコの海での魚釣りです。
Alfonso Imperatrice(アルフォンソ・インペラトリーチェ)
1947 年、トッレ・デル・グレコ生まれ。郵便局員として窓口業務に従事、70年代よりカメオ製作を始めます。伝統を熱心に研究し、優しく繊細な表情としなやかな動きを見せるカメオを作り出すことで高い評価を得ているアルフォンソ氏。現在は国立美術専門学校を卒業した長男と他の2人の息子達とともに工房を営みます。息子達とのコラボレーションによる洗練された現代カメオの誕生、1片の貝から生まれるカメオは彼らの探究の賜物であり、女性達の魅惑的な微笑にはその秘めた想いまでもが窺い知れます。
Ciro Sorrentino(チーロ・ソレンティーノ)
トッレ・デル・グレコ生まれ。中学卒業後、美術学校にて珊瑚の彫刻とカメオ製作を学びます。叔父のカメオ工房にて横顔の形成と仕上げのアシスタントの経験を経た後、数年でカメオ作家としての高い才能を認められるようになったチーロ氏。現在、彼の手により製作されるカメオは完璧と言われるまでのレベルに達し、世界中の市場で多くの需要があります。
Vincenzo Nocereto(ヴィンチェンツォ・ノチェレート)
1926 年生まれ。ナポリ美術専門学校の美術史の教授であったヴィンチェンツォ氏は、彫りの芸術の魅力の虜となり、その余暇を自らのカメオ製作に捧げます。作風も個性的、綿密に彫り込まれる流れるような美しい髪の毛への彫りを特長するマエストロとして世界的に有名。1つ1つじっくりと丹念に進められる製作から生まれる作品もごくわずか、その作品の稀少性も高くなります。
Aniello Pernice(アニエッロ・ペルニーチェ)
カメオ彫刻一家の3代目、伝統を重んじながらも独自のスタイルで精力的な創作活動を続けるアニエッロ氏は、日本での成功をはじめ、世界的に名の知られるカメ オ作家です。他の才能ある作家達とも積極的なコラボレーションを行い、芸術度の高いカメオ製作に向け努力を続けています。
Raffaele Madonna(ラッファエーレ・マドンナ)
1946 年生まれ。10代の頃よりカメオ工房に弟子入り、40年以上のベテラン作家となるラッファエッレ氏は、その作品にも刻まれるサイン「マーロン」の名でも知られます。時間を費やし1つ1つ完璧な作品のみを良質な素材で仕上げる製作スタイルから、その作品の稀少価値も高くなり、日本での販売もごくわずかなものとなっています。
Raffaele Loffredo(ラッファエーレ・ロッフレッド)
1959年、カメオ彫りの家系に生まれる。弟と共に通った、叔父チーロのカメオ専門学校在学中よりその才能を表しはじめます。髪に細やかな仕事を施すのが特徴のラッファエッレ氏の作品。仕上げの研磨を担当する弟との共同製作、「ラフ」の名でも知られます。
Pierino Neri(ピエリーノ・ネーリ)
1936年生まれ。国鉄職員を勤め上げたユニークな経歴を持つピエリーノ氏は、「ファーニ」の名でも知られます。。定年退職した現在は、カメオ製作に専念、独自の美意識をもとに、花やドレープを多用したクラシックでデリケートな女性像を彫り続けます。
